コードバン長財布　オイルコードバン・ブラック×イタリーショルダー・レッド（小銭入れ付）販売中です

2021年09月06日（月）

現在、在庫がある製品を紹介させて頂きます。

外装がオイル染めコードバンのブラック、
内装がイタリアンオイルショルダーレザーのレッドの構成です。
※ショルダーレザーは、牛の肩部分の革になります。首から肩にかけての自然なシワに強弱、そして染色の濃淡があり、ヌメ革らしい雰囲気が特徴です。

無二の長財布は、コードバンの素材感をダイレクトに楽しめるよう、敢えてシンプルに、そして磨きコバ仕立てで角を残したクラシックなスタイルが特徴です。
薄めも意識していますが、耐久性を持たせた華奢にならない作り込みも好評を頂いています。

10年は壊れずに使って頂けるよう〜
革が馴染んでヘナヘナ・・・になるのではなく、シャキッとしたコシは失わないように、そしてコードバンもヌメ革もタンニン鞣しの革の雰囲気が残るようにパーツの厚みを0.1〜0.01のレベルまでコントロールし、革の裏面やコバ部分もしっかりと手を入れて仕立てています。パーツ一つ一つをしっかりと作り込むことで、そのパーツの集合体である完成品は、間違いなく丈夫な財布に仕上がるのです。

捻・ネン（カードポケットの淵に入れる線）も、パーツ裏面、表面の両方から熱入れで入れています。見た目の引き締め効果かと思われがちですが、熱を加える事で繊維の引き締め効果もあり、カードポケットの口部分の耐久性アップにつながります。

長財布はミシン縫製で仕立てていますが、ステッチの掛け方、返し縫い、糸留めなど、手縫い仕立ての良さを意識しています。縫い上げるスピード重視ではなく、ステッチの耐久性とステッチの雰囲気を生かした仕上がりが特徴です。

装飾のないシンプルなデザインなので、ステッチも重要なアクセントとなります。
バタつかせず、整ったステッチを入れていくことも、耐久性に大きく関わってきます。ステッチが緩んでしまいますと、そこから負荷に耐えられず、ほつれが生じたり、接着が剥がれてしまい財布そのもののダメージにつながります。

仮縫いや飾りのステッチではなく本縫いですから、しっかりと整った強度があるステッチをかけています。

パーツ精度、ステッチ精度、コバ精度、どの部分も欠かすことができないですし、繊細な工程がたくさんあります。

「繊細さと美しさ、そして耐久性」

完成品をチェックする度に、それぞれの精度をより良いものにすべく、各工程に時間をかけて良かったと思います。

こちらの　コードバン長財布　オイルコードバン・ブラック×イタリーオイルショルダー・レッド（小銭入れ付）は、在庫が有り販売中です。
オンラインショップをご覧くださいませ。

メンテナンスメニューを作成しました♪
詳しくは前回のブログをご覧くださいませ。

受注過多、僕の体の不調、コロナ禍でご心配もお掛けしておりますが、遅れを取り戻すべく製作は進行中でございます。

ご注文を頂いております皆様におかれましては、製作のお時間を頂いておりまして本当にありがとうございます。

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コードバンレザーブランド「無二」
主宰　宮崎泰二