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Prepare for reinforcement / 補強への下準備

2018年11月10日(土)


無二の財布製作の中で最も意識をしている部分、、、それはやはり「耐久性」です。無二をスタートするにあたり、数年でヘタってしまう財布は作りたくないという思いから、生産量よりも質を考えた少量製作に意識が変わりました。

耐久性を考えるということは、とても繊細な部分に気を配る必要があり、製作コスト的にはむしろ「マイナス要素」になります。大量生産のスタイルでは、まず「省かれる部分」になりますが、僕が製品として追求、提供できる部分はその「マイナス要素」であり、通常であれば「省かれる部分」なのです。どうしても見た目には判らない部分なので、コストバランスを考えれば省かれても仕方のない部分になるのでしょう。ただ、「良いモノ」としての本質を考えた時に、僕としては「耐久性」という部分は外すことが出来ない要素でした。

見た目、機能が同じでも、より長く使えるモノ、数年経ってもヘタリが出にくく財布そのものが生き生きしている、そんな数年後、そして5年、10年後を想像して製作しています。

ラウンドファスナー長財布ですと〜まず、外装のファスナーヘッドとエンドの部分に負担が掛かります。モノの角として周りの物に当たりやすいため潰れやすい箇所です。そしてこの部分が弱いと型崩れもしやすくなってしまいます。

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無二では、入荷するコードバンの厚みを指定した一定の厚みに漉いて加工してもらいます。そして外装全体の耐久性アップのために、こちらも指定した一定の厚みに漉いた牛革の身の詰まった繊維部分を張り合わせています。全体的な厚みを整え、その後はファスナーヘッドとエンドに当たる箇所へ外装と同じコードバン素材を指定の厚みに薄く漉いてプラスアルファの補強を施します。

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外装パーツを作るために、①コードバンを指定の厚みに漉く②コードバンをパーツ裁断③牛革の繊維質を指定の厚みに漉く④牛革の繊維質をパーツ裁断⑤コードバンと牛革の繊維質を張り合わせ⑥実寸にパーツ裁断⑦ファスナーヘッドとエンド部のパーツ製作(裁断&漉き加工)⑧ファスナーヘッドとエンド部へ張り合わせ

コバ磨きに入る段階前で実に8つの工程を行なっています。こうやって自分で書き出していると、、、こんなにも作業工程があるんだと、ビックリしてしまいます(笑)

ここからコバ磨きに入りますので、外装パーツの完成はまだまだ先となりますf^^; 気の遠くなる作業が続きますが、手を抜くことは出来ません!

そして次の写真でコバ磨きの流れを大きく3段階に分けて説明したいと思います。IMG_0071

パーツはカードポケットパーツです。上の束、真ん中の束、下の束という様に大きく3つの工程段階に分けています。上の束は、パーツ裁断の後にヤスリがけを終えた状態。真ん中の束は、上の束の状態からコバ磨き1回目を終えた状態。下の束は、真ん中の束の状態からさらにヤスリがけと磨きを数回繰り返してコバが滑らかに仕上がった状態。

あまり回数は意識はしていませんが、一つのパーツあたり最低5〜6セットはヤスリがけと磨きの工程を繰り返していると思います。もちろん、コバの状態はパーツ一つ一つ違いますから、パーツの状態によってはさらに磨きのセット回数を重ねます。

加工に手を加えれば加えた分、美しく仕上がりますし、耐久性も備わります。その分、製作には時間が掛かり、高価な製品になってしまいますf^^; でも、毎日使用する財布を安心してご愛用いただく為にはどの工程も欠かせないのです!

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引き手もコバ面の仕上げに時間が掛かります。引き手の製作にも1日〜2日は時間をかけてじっくりと仕上げています。

無二・muni ラウンドファスナー長財布・オイルコードバン・オリーヴ
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無二・muni ラウンドファスナー長財布・オイルコードバン・レッドIMG_1213

 

いよいよ11月になりました。。。今年もあと2ヶ月を切り、焦りもありますf^^; 大変お待たせしておりますことをお詫び申し上げますm(_ _)m しかし、製作が雑にならない様に気持ちを落ち着かせて製作に集中して参りたいと思います。そして日々、遅れを取り戻すべくしっかりと製作を進めて参りたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

引き続きコードバンレザーブランド・無二を宜しくお願い致しますm(_ _)m

ラウンドファスナー長財布、その他長財布に関しましては、既に2020年3月まで確定受注を頂いております。只今の受注分は2020年4月〜5月完成予定の受注となっております。

受注可能(注文可能)な状態は、材料手配が可能で順次製作が可能な状況でございます。受注=即納可能ではございません。何卒ご理解のほど宜しくお願い致しますm(_ _)m 気になることがございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。info@muni-leather.jp

製品ページはこちら→→→ラウンドファスナー長財布、長財布

Thank you!

Muni(無二) Leather / Yasuji Miyazaki.

プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※ プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。近年、コードバンが皮革製品の素材としてこれまで以上に普及し始めています。無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、今では世界的にもファンが多くアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる状況は、未だ緩和の兆しが見られません。。。今後も素材の入荷待ちでお待たせしてしまう事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

インスタグラム(無二/Muniレザーアカウント)→ https://www.instagram.com/muni_leather/

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手縫いとミシン縫いを取り入れている理由 / Reasons to use hand sewing and machine sewing

2018年10月20日(土)


無二では、手縫い仕立てとミシン仕立ての両方の経験から、縫製にはミシン縫いと手縫いの両方を取り入れています。その為、総手縫い仕立ての様な仕上がりですが、厚すぎず薄すぎない独自の革のボリュームコントロールで、耐久性を備えた製品づくりに重きを置いています。

10年後もまだまだ使える・・・そんな安心感を感じて頂けるように〜

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手縫い仕立てとミシン縫い仕立てでは、パーツの作り込みが少し違います。手縫いは縫う前に縫い穴(菱目)を開けて、そのあとその穴へ糸を通した針を通して縫い上げて行きますので、パーツの段差や革の厚み、硬さや柔らかさによって糸を締め上げる力加減を都度調整できます。一般的に手縫いが強いと言われるのは、ステッチが出来上がるパターンの違いもありますが、個々のパーツの厚みがしっかりと残っていて、ミシンでは縫えない部分もステッチがしっかりと掛かっている事が理由だと、僕は思っています。

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そして柔軟に手元で対応ができる手縫いに対してミシン縫いは、モーターの動力を使って動き、みなさんご存知の通り針で穴を開けると同時に糸が絡んで一定の力加減で縫うことができます。パワー出力が安定していますので、もちろん整ったステッチに仕上げる事が可能です。これはミシンの機種によりますが、均一な糸調子を維持する為にはパーツが重なる段差は出来るだけ少ない方が安定が良く、パーツ作りでは段差が少なくなるようにパーツ作りをしていきます。

そしてパーツの重なりのかさばりや段差を抑える為には、革の厚みを薄くする必要があります。特に大量生産モノの場合は、ステッチの安定性を一定に保つためパーツのかさ張りをできるだけ薄くしているものが多いです。しかし薄くなっているという事は、パーツそのものの耐久性は弱くなってしまう可能性があります。使用過程でのパーツの負担が「伸び」や「型崩れ」につながる場合があり、負担がひどい場合は縫い目が緩んで糸が切れてしまう可能性もあります。

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無二では、単年での糸の緩みが出ないことはもちろんですが、財布であれば使用過程で負担が掛かるであろう部分を把握して、部分的にパーツの厚みを残しつつ耐久性を持たせた作り込みをしています。多少厚みが出ることになってしまっても、使用に影響がなければ耐久性UPを優先します。そうする事でミシン縫いだけでは実現できない耐久性を手縫いを用いる事でさらに安心できる耐久性を実現させています。

パーツ構成の厚み、ステッチの幅、縫い糸の太さ、全てがバランスよくまとめられる事で強い財布が出来上がります。手縫いでは多少の厚みで段差が出来ても下の写真の様に、要所でステッチを部分的にダブルステッチにする事で強度を増すことができます。※もちろん、ミシン縫いの場合でも要所でダブルステッチにしています。

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生産効率を考えれば、ミシン縫いのみで仕立てられればスムーズかと思いますし、お待ちいただく期間もどんどん縮めて行けると思います。でも、やはりそれでは100%安心して製品をお渡しする事が出来ません。。。モノづくりにおいては、手を加えれば加えた分、それだけ技術が注入され、よりよい精度となります。手にとって頂いた時に安心して頂けるよう、「無二の財布にして良かった」と、ホッとして頂けるように日々の製作に向き合っています。

でも耐久性の実感は2〜3年の数年の使用ではわからないと思います。さらに使い込んで頂く過程で、「結構使ったけどまだまだしっかりしているなぁ」と感じて頂けると思います。

耐久性は目に見えない部分です・・・

なんでそんなに時間が掛かるの?なんでそんなに高いの?本当は簡単に作れるんでしょ?など、色々な疑問を持たれるかと思いますが〜〜〜

本当に時間を掛けて製作していますf^^; 本当にパーツ一つ一つに手を入れてコツコツと製作しています。完成まで時間がかかってしまって本当に申し訳ありませんが、、、事実です!

財布を手にして頂いてから5年後、10年後にその証拠を現物確認していただけますでしょうか?(笑)

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引き続きコードバンレザーブランド・無二を宜しくお願い致しますm(_ _)m

 

ラウンドファスナー長財布、その他長財布に関しましては、既に2020年2月まで確定受注を頂いております。只今の受注分は2020年3月完成予定の受注となっております。

受注可能(注文可能)な状態は、材料手配が可能で順次製作が可能な状況でございます。受注=即納可能ではございません。何卒ご理解のほど宜しくお願い致しますm(_ _)m 気になることがございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。info@muni-leather.jp

製品ページはこちら→→→ラウンドファスナー長財布、長財布

Thank you!

Muni(無二) Leather / Yasuji Miyazaki.

プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※ プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。近年、コードバンが皮革製品の素材としてこれまで以上に普及し始めています。無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、今では世界的にもファンが多くアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる状況は、未だ緩和の兆しが見られません。。。今後も素材の入荷待ちでお待たせしてしまう事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

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