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台座付き時計ベルトストラップ / Watch belt strap with pedestal

2017年10月23日（月）

外は台風接近の影響で時折風が強く吹き、窓に当たる音が聞こえています♪そんな深夜4時にブログを書き始めています（＾＾）

石川県から東京へ来て、もうすぐ1年が経とうとしています。「もっともっと仕事がしたい！」そんな思いで東京へ来て、早1年。。。1年、365日って〜本当にあっという間ですね？！恥ずかしながら、、、準備万端で整った状態で出てこれた訳ではありません。。。毎日、毎月追われに追われてバタバタです（笑）製作スケジュールもバタバタですが、東京2年目も製作に集中して参りたいと思います！

そして、まだまだ無名の僕に、、、ご注文を頂け、製作するものがあることに感謝ですm(_ _)m　最近、ミシン掛けの拘りが変態の領域だと言われます（笑）こういったマニアックな部分もより精進して参りたいと思います！

この1年の事に関しては、11月4日以降に改めて書きたいと思います（＾＾）

表題の件です〜！！この頃、あまり試作を作る時間を取れていないのですが、、、ちょっと次の製品のきっかけにもなるであろう事も想定して、台座付き時計ベルトストラップを製作してみました♪全てが、僕が好きなモノと素材で出来ています。

↓↓それがこちら↓↓

台座：オイルコードバン・レッド（裏材：ヌメ革ブラック、ステッチ：レッド）

時計ベルトストラップ：ナイルクロコダイル・マットボルドー　玉腑（裏材：イタリーショルダレザー・レッド、ステッチ：ボルドー、ベルト幅：24mm、形状：甲丸ストレート）

尾錠：松下庵オリジナル・シルバ−925製（24mm）※ダイヤモンド＆五光彫り加工

時計：松下庵　Custom Watch MK-Ⅱ BIG SUBMARINE 50mm(6498)

ケース径は、50mmでボリューム満点です。手巻きのヴィンテージキャリバーが使用されており、ケースの厚みは抑えられていますので装着感の良いビッグウォッチです（＾＾）

最後に、僕が”変態”と言われる裏面のステッチの仕上がりもご覧くださいませ♪

台座の裏はヌメ革・ブラックに対して〜レッドステッチ、時計ストラップの裏はイタリーショルダーレザー・レッドに対して〜ブラックステッチになるよう下糸を入れています。

愛用しているミシンは、SEIKOのTE-5というモデルで工業用の腕ミシンになります。モーターは付いていますが、コンピューターミシンではないので、ミシンの状態も日々微調整が必要ですし、上下の糸のバランスがよくない時もあります。そんな時は、5回でも10回でも縫い直して良いステッチに仕上げます（＾＾）時には手縫いよりも時間がかかってしまう時もあります。。。拘りすぎでしょうか〜？！笑

この台座付き時計ベルトストラップは、コードバン、クロコダイル、ヌメ革、シルバー、ダイヤモンド、そして機械式時計、、、全て僕自身が好きな素材と好きなモノで出来上がっています。どんな風に新たなアイテムに進化させることができるか〜もう少し煮詰めていきたいと思います♪

気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。info@muni-leather.jp

日々の状況は、Instagram、facebook、twitterにて更新しています♪

See you later.

＜お知らせ＞石川県・金沢市で【無二・Muni】製品がお求め頂けるようになります。詳しくは「金沢市（石川県）でご覧頂くために / For viewing in Kanazawa City (Ishikawa)」をご覧くださいませ。

プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→　http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→　http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※　プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。コードバンが皮革製品の素材として、これまで以上に普及し始め、そして～無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、現在ではアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる事も多くなって来ました。。。出来るだけコードバンを切らすことの無いようにストックを持って制作しておりますが～今後、カラーによっては素材の入荷待ちになる事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

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カテゴリ : Item, Material

コードバンの ”メガネ” ?! / Cordovan’s “glasses”?!

2017年09月05日（火）

最近はあまり見かけなくなったかもしれませんが・・・コードバンには”メガネ”と呼ばれるものがあります。

両尻（左右）のコードバンが連なった、生成りの一枚ものが”メガネ”と言われます。連なったコードバンの曲線シルエットが、眼鏡のティアドロップ型にそっくりですよね♪

コードバンは、馬の中でも”農耕馬”のみに存在するコラーゲンの繊維質です。コードバンの希少性はご存知だと思いますが、加工段階で左右別々に千切れてしまうこともあるらしく、左右連なった状態の”メガネ”はとても貴重な素材ということになります。また、生成りグレージング仕上げなので、コードバン自体の状態も良いものだけが厳選されている為、価格も高価になります。

とても綺麗なコードバンの”メガネ”・・・

使用していないストックが一枚ありましたので〜

使いました（＾＾）いつもそうですが、、、コードバンに包丁を入れる時はとても緊張します。今回の”メガネ”は、久しぶりにいつも以上に緊張しましたf＾＾；「手に入りにくい」とか、、、「ミスったら変わりがない」とか、、、自分でプレッシャーを掛けすぎてしまいます（笑）

結局、、、つなぎ目の真ん中部分は、コードバン層ではない部分も含まれる事があるので、無二では、連なったままでは使いません。。。ということは、片尻のコードバンの使い方となんら変わりはないのです（笑）

では、何故にコードバンの”メガネ”を⁈

「コードバンは農耕馬のみからしか採れない希少な素材」＋「その中でも”メガネ”はもっと希少で高い」＝買うしかない！という事で手に入れた”メガネ”のコードバンでした。それでも、この一枚を入れてこれまでに３枚ほどしか手に入れる事ができなかった素材です。

今は、通常の片尻コードバンの手配も大変な時代ですので、”メガネ”は次にいつお目に掛かれるか全くわかりません。なので、「こんな素材もあるんだ」という感じで、”メガネ”型のコードバンの存在を知って頂けますと幸いです（＾＾）

※今後、製品にコードバン”メガネ”を用いるという事ではありませんので、ご理解くださいませ。

気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ(^^)info@muni-leather.jp