無二

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無二/Muniの財布が強い理由

財布に求めるものと耐久性

2020年05月13日(水)


皆さんが財布に求めるものはなんでしょうか?
カッコよさ、美しさ、使いやすさなど様々な希望や要望があると思います。

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しかし、耐久性に関してはいかがでしょうか?
あまり重要視はされていないのではないかと思います。

財布もどちらかと言えば、見せる、見られるアイテムの一つでファッション的な要素も担います。なので、カッコいいもの、デザインが特徴的で人気のあるものがよく目立ちます。そして気に入って手に入れた後は、出来るだけ長く使いたいですよね!

大切にしていた財布が思っていたよりも早く糸がほつれたり、変形してしまったり、壊れてしまった。。。などという経験はありませんか?
財布の買い換えを経験している方なら、そういった経験をされていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
僕の経験上、壊れるギリギリまで使う方が多いと思います。糸がほつれていても、革が擦り切れていても。。。本当はそうなる前に、迷わず修理(リペア)をして欲しいのですが、あまり修理され無い方が多いです。というかほとんどかもしれません。

僕が無二を立ち上げた理由の一つは、そういった皆さんの財布の使い方を目の当たりにして、「それなら壊れずに長く使える財布を作ろう!」と思ったのがきっかけの一つです。

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あれ?お気づきになりました??正直なところ〜商売にはなりません。。。
皆さん、一生モノ、人生で最後の財布、特別な記念に、という思いで購入してくださるので、別カラーで楽しんで頂ける方、財布以外のアイテムを揃えて頂ける方を除き、基本的に壊れないのでその後のリピート依頼はほぼありません。

世の中の財布は、基本的に消耗品として捉えられています。
ですから販売側の基本的な考え方は、汚れたら〜壊れたら〜買い換えてもらいたい。なので買い換えを促すという考え方です。例えば、有名ブランド品の修理やリペアを問い合わせた事がある方はご存知かと思いますが、想像以上に高額ですよね?!修理代そのものので同じものがもう一つ買えちゃうくらい。もしくは修理代にプラスで修理代より高くは無い追い銭をすれば同じものが買えてしまうくらい。そんな感じです。
売上戦略の一つですから仕方がないですが、よほどの思い入れがない限りは修理やリペアを諦めてしまう方がほとんどではないでしょうか?
そして、気に入ったモデルが現行品では扱ってない場合は、悩むことになってしまいますよね。。。

僕はたった一人の個人の革職人ですから、有名ブランドの様に数多くのラインナップを揃えてジャンジャン売り込むというスタイルは出来ません。限られた人数の方にしかお届けできないのですが、無二の製品に興味を持って頂けて購入して下さった方には、「財布=消耗品」というイメージで残念な思いをして欲しくないと思っています。「無二の財布=耐久品」として、ずっと壊れずに愛着を持って長く愛用してもらいたいと思っています。

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コードバンを主役としたデザインでとてもシンプルなので、他の財布との違いは表向きは分かりづらいと思いますが、中身(作り込み)はどの財布よりも詰まっています。その感じや雰囲気は、手にとってもらった時にも感じて頂けると思います。無二独自の触感がわかる様に仕立てています。

例えば、
<接着剤>
接着剤にも色々あり、大きく分けて「ゴム糊」か「クラフトボンド」かです。それぞれに特徴があります。

ゴム糊は、柔軟性に優れていて曲げ伸ばしの動きが出る部分やパーツに使用します。貼り合わせる両方の材料に塗って、乾いてから接着です。

クラフトボンドは、耐久性に優れていて、主に柔軟性が必要としないパーツが集まるコバ面やカチッと耐久性を持たせたい部分に使用します。
基本的に貼り合わせる片面に塗って、乾く前に接着です。
※無二は、通常よりも接着に時間が掛かりますが、より接着力を高めて耐久性を持たせる為に貼り合わせの両面に塗る方法で接着しています。

接着剤も様々な種類があり、財布製作にはこれらを含めて2〜3種類をパーツや組み込み部分で使い分けています。
生産コストを下げて製作するなら、ゴム糊だけでの製作ももちろん可能ですし、その方が作業効率は格段に良いです。しかし、ゴム糊は成分が気化してしまうとその粘着力が弱まってしまいます。たまたま耐久性が必要な部分がゴム糊での接着だと、、、数年後に接着が剥がれてしまうかもしれません。接着が剥がれるとコバ面に負担が掛かります。そのあとはステッチに負担がかかり、変形や糸切れにつながる訳です。何度も言いますが、そうなる前に本当は修理やリペアをして欲しいのですが。。。

無二は、生産コスト度外視で製作しております。
ですから、革パーツは繊維の向き(曲がりやすい向きと曲がりにくい向きを確認)もしっかりと考えていますし、金具パーツも15年の経験の中で、耐久性の優れているものを採用しています。そして接着剤に関しても耐久性重視で使い分けています。そういった前提がありながら、さらに革の切り口を耐久性を持たせながら滑らかに磨き上げる、磨きコバ仕立てする事で抜群の耐久性が備わっているのです。

「10年使って革が馴染んでいい味が出ても、本体はバタバタ感が出ない」

無二として作り出す製品の素材にコードバンという素材を選んだ事も「財布=耐久品」でなければいけないという思いから、まさにそういった意味合いの素材(経年の劣化というよりも経年変化を伴ってより良い雰囲気を生み出してくれる素材。そしてヘタらない素材。)として相応しいと感じたのでコードバンを選びました。

そして僕が出来る事は、他の職人が真似できない完成度でコードバン製品を作る事しか出来ません。この後も、しっかりとしたモノづくりで完成させてお届けしたいと思っております。

お待たせしております皆様におかれましては、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
ご検討中の皆様におかれましては、製品に関するご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

☆注意☆
誤解のない様にお願い致します。
・コードバン製品専門ブランドとして独自に研究を積み重ねた無二としての考え方です。
・修理しないという訳ではありません。不都合が出た場合は、責任を持って修理、リペアを行います。ご安心くださいませ。
・製作活動15年間においては、消耗品の金具パーツ交換を除いて通常使用で壊れたという案件はありません。無二の製作活動においては、修理、パーツ交換ともにゼロ件です。

 

 【製作状況をブログ内「Production Status」で公開中です】 

 

【YouTubeに製作動画UP中です】

コードバンレザーブランド「無二」
主宰 宮崎泰二

Muni(無二) / Yasuji Miyazaki.
プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】
無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp
無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※ コードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。近年、コードバンが皮革製品の素材としてこれまで以上に普及し始めています。無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、今では世界的にもファンが多くアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の月間の生産数量が供給量に足りておらず入荷が1年以上掛かる状況は、未だ緩和の兆しが見られません。。。素材入荷待ちでお待たせする事が無い様、ご注文確定後は、ご入金確認後、直ちに素材発注手配より進めてまいります。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

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無二の磨きコバ仕立てを写真解説

2020年01月21日(火)


無二の磨きコバ仕立て(革の切り口を滑らかに磨き仕上げする工程)ですが、一体、どんな順番に仕上がっていくのかを製作中のパーツ(ラウンドファスナー長財布の小銭入れ)で、4段階に分けて解説して見たいと思います。

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左から順に〜
1.パーツを組み立てて、張り合わせ断面を整える前
パーツ貼り合わせ時の断面の凹凸や余分な接着剤でゴツゴツした状態です。

2.ヤスリで断面を滑らかに整えた後
ヤスリでパーツ貼り合わせの際に残っていた凹凸や余分な接着剤を削り落として、次に磨き上げしやすいように、荒目→細目で順に整えていきます。

3.磨き剤を塗り込んで磨きと削りを数回行った後
断面の凹凸が無くなるように断面が整ったら、磨き剤を塗り込みながら磨き上げを行います。革も場所によって繊維質の強弱がありますが、磨き剤をしっかりと浸透させて引き締め、耐久性のある滑らかなコバ面に仕上げていきます。強く押さえつけて磨けば良いものではなく、パーツの厚みを維持しながら、コバ面が潰れないように形も整えながら磨き込んでいきます。コバ磨き仕立てでは、一番の重要ポイントになります。張り合わせ接着面が溝になりやすく凹凸感を無くすのが難しいですが、慌てずにじっくりじっくりと面が滑らかな一つのパーツに一体化するように、磨きと削りを交互に繰り返していきます。

4.フィニッシュ
革の状態を見ながら3番目の作業を繰り返します。無二としての合格基準に達するまで妥協はしません。故に、何回の作業でOKとは決めておらず、コバの仕上がり状態が一番良くなったところが合格基準となります。時には数日間、革を休めて仕上げることもあります。

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コバを磨いて仕上げる磨きコバ仕立ては、やればやるほど時間を要する作業になります。そしてどのレベルが合格基準であるかは、完全に作り手目線(僕自身)の判断となります。世の中の製品がどれくらいの磨き上げをしているかは、コバ磨き仕立ての製品であれば、このコバ部分の仕立てを興味深く見ていただければわかると思います。

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無二がどうしてここまでの仕立てに拘るのか?そしてここまでの事ができるのか・・・?

その想いは至ってシンプル。良い状態で長くご愛用して頂きたいからです。
日常的に使用頻度が多くなる財布や革小物。使い込んでいくうちに風合いが良くなる楽しさはもちろん天然革の醍醐味ですが、だからといって壊れて欲しくない。簡単にはバタバタな状態になって欲しくもないですし、経年変化はしても経年劣化は極限まで抑えたいという思いがあります。その為には製作にお時間を頂いて、一つ一つしっかりと作り込んでいく必要があります。
そして、無二の一品生産スタイルだからこそ、ここまでの仕立てを実現させる事ができることにつながります。この部分に関しましては、完成を心待ちにしていただいている皆様の気持ちにも支えられています。本当にありがとうございます!

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無二の製品は外からは見えない内装パーツについてもしっかりと手を入れて仕立てています。
そうする事で耐久性はもちろん、製品になった時の雰囲気も格段に良くなります!

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世の中には色んな製品、色んな仕立てがあります。
その中で、コードバンレザーブランド無二の製品をお選び頂ける事はとても嬉しい限りです。デザインだったり、作り込みだったり、共感して頂ける部分も様々だと思いますが、無二をお選び頂いたからには精一杯の技術でお答えしたいと日々思っています。

以上、無二としてのコバ磨き仕立ての見解です。
全ての製品にあてはまる訳ではありませんが、今後の製品選びの参考にして頂けますと幸いです。

 

コードバンレザーブランド「無二」
主宰 宮崎泰二

 

Muni(無二) / Yasuji Miyazaki.
プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】
無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp
無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※ コードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。近年、コードバンが皮革製品の素材としてこれまで以上に普及し始めています。無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、今では世界的にもファンが多くアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の月間の生産数量が供給量に足りておらず入荷が1年以上掛かる状況は、未だ緩和の兆しが見られません。。。素材入荷待ちでお待たせする事が無い様、ご注文確定後は、ご入金確認後、直ちに素材発注手配より進めてまいります。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

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