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オイルコードバンのクラシカルな時計ベルトストラップ

2017年04月06日(木)


オイル染めコードバンの時計ベルトストラップです :-)

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もともと個人的にアンティークウォッチが好きな事が高じて製作しはじめた時計ベルとストラップ。

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こちらのモデルの形状は甲丸ではなくクラッシックな雰囲気に合うフラットで、文字盤側から剣先に掛けてゆるやかに絞ったテーパードもしくはストレートスタイルです 。

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オイル染めコードバンの色深さは、アンティークウォッチのクラシックな雰囲気に良く合うと思います。

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オイル染めコードバンのネイビー、ナチュラル、レッド、オリーヴ

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留め具には、ステンレス製Dバックルを使用しています。

See you…

プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※ プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。コードバンが皮革製品の素材として、これまで以上に普及し始め、そして~無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、現在ではアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる事も多くなって来ました。。。出来るだけコードバンを切らすことの無いようにストックを持って制作しておりますが~今後、カラーによっては素材の入荷待ちになる事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

 

インスタグラム(プライベートアカウント)→ https://www.instagram.com/yasu416/

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コードバン 手帳&ノートカバー(B5サイズ)

2017年01月23日(月)


コードバン製品といえば、財布小銭入れ名刺入れなどの身の回りの小物が思い浮かぶと思います。もちろん無二/Muniでもこの3アイテムを中心に展開しているのですが、、、もう少し大きい製品では、手帳カバーやノートカバーの問い合わせを頂く事も多いです。

今回は、B5サイズの手帳&ノートカバーをご注文頂き製作させて頂きました。

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使用したコードバンは、顔料磨き仕上げの「ブラック」。一面にスーッと透き通る黒一色の艶やかな質感。生成りのコードバン表面に顔料を塗り込んで磨き上げて仕上げることで、一面が色ムラの無い均一の仕上がりです。昔ながらの「THE!コードバン!!」というイメージがそのままです。使い込むうちに、艶やかな表面が更にツヤツヤになります。経年変化というより、ツヤッツヤのツヤ感の上質感を楽しみたい方は、迷わず顔料磨き上げのコードバンをオススメします!!

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今回の仕立てでは、外装のコードバンパーツを表紙面×2、つなぎ合わせの背表紙面×1の3つに分けて製作しております。これにはコードバンならではの理由があり、①コードバンの素材そのものの大きさに制限があり、一枚物でパーツ取りをすることが難しい。②繊維構造の関係で、各パーツの動きに合わせた向きでパーツ取りをすることが望ましい為です。

特に背表紙パーツは、カバーの開け閉めの際に「曲がる・伸びる」といった動きが生じます。皮革には”繊維の向き”が存在し、曲げの向きと繊維の向きがズレてしまうとパーツの動きに歪みがでてしまい、面が合うはずなのに合わない・・・といった事が発生してしまいます。無二/Muniでは各パーツの役割をしっかりと把握し、”繊維の向き”を確認しながらパーツ取りを行っています。素材のロスが大きくなってしまいますが、製品の品質維持・向上のためには素材を惜しまず使用します。

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手帳カバーやノートカバーの様に、面の大きい製品になりますと、コードバンの艶やかな素材感がとても良くわかります(^^)そのコードバン特有の艶やかさや滑らかな手触りを存分に楽しんで頂けるよう、製品に対して「厚すぎず、薄すぎず」という事を意識し、厚みのコントロールで仕立てにも拘っております。

・暑すぎると・・・硬い、重い、馴染むまでに時間がかかる、など。

・薄すぎると・・・強度が落ちる、すぐにクタクタ感が出てしまう、素材のハリ・ツヤが損なわれる、など。

無二・Muniでは、素材感(コードバンのハリ・ツヤ)を損なわず、馴染みやすく、ヘタりにくく、を独自の視点から素材にあった厚みコントロールをしています。

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今回のオーダーは、外装に顔料磨き上げコードバン・ブラック。顔料磨き上げコードバンは芯が生成りのままなので、カットすると断面に生成り面が顔を出します。内装が牛ヌメ革・ベージュだった事もありますが、コバ面を無色の生成り仕上げにすることにより、そのコバ面がアクセントになりヨーロピアンテイストも感じることができます。

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縫製はミシン仕立てをしており、使用素材のカラーに合わせたステッチカラーのご指定で、外装の顔料磨き上げコードバン・ブラックには、ブラックステッチ。内装の牛ヌメ革・ベージュには、生成りステッチとなっています。素材と同色のステッチを入れることにより、雰囲気は引き締まります。

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ミシン縫いだから~~~ダダダッ、ダダダッっと、さっと縫いあがるのだろうなぁ!と、よく言われますが、、、実はそんなに簡単にはいかないんですよ。。。

革製品の仕立てはほとんどがステッチが見える形であって、ステッチも確実に製品の一部です。当然、表面に下糸が飛び出ていたり、裏面にステッチの玉が出ていたり、おかしなステッチの物は製品には出来ません。より良い製品に仕立てるべく、素材に合った「糸・針の太さ」、「ピッチ幅」、「糸の張り具合」をしっかりと調整し、角のある製品を縫うときはきちんと角での切り返しが出来るよう、縫いながら微妙なピッチ調整をします。縫う行為でミシンの力は借りますが、手元のコントロールは手動・・・というものなのです。これを製品ごとに、その都度調整しています。最新のコンピューターミシンであれば、すんなりと行くのかもしれませんが・・・僕の相棒ミシンは、かれこれ10年の付き合いになるSEIKOの腕ミシンなので、ミシンとの阿吽の呼吸感が大切なのです(笑)

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顔料磨き上げコードバン・ブラックと牛ヌメ・ベージュのツートンの組み合わせは、僕自身も好きな組み合わせの1つです。全てブラックも間違いなくカッコいいのですが、、、ブラックから少し顔をだすナチュラルカラーが素材感と柔らかさを感じさせてくれます。

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切り口を滞りなく何度も磨き上げて、パーツが重なる部分は厚み調整を加えて滑らかに整えていますので、手触りも問題ありません。

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内装は、牛ヌメ・ベージュとコードバン・ナチュラルのコンビネーションで、左右の表紙挟み込みパーツと、書類はさみ(左側・コードバンナチュラル)と、カードポケット(右側・コードバンナチュラル)でシンプルな構造です。

↓↓↓実際にセッティングする手帳を挟んだ写真がこちら↓↓↓

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「高橋書店 B5サイズ(257mm×182mm)手帳 デスクダイアリー 192ページ」

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プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

 

※ プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。コードバンが皮革製品の素材として、これまで以上に普及し始め、そして~無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、現在ではアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる事も多くなって来ました。。。出来るだけコードバンを切らすことの無いようにストックを持って制作しておりますが~今後、カラーによっては素材の入荷待ちになる事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp