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コードバン 手帳&ノートカバー(B5サイズ)

2017年01月23日(月)


コードバン製品といえば、財布小銭入れ名刺入れなどの身の回りの小物が思い浮かぶと思います。もちろん無二/Muniでもこの3アイテムを中心に展開しているのですが、、、もう少し大きい製品では、手帳カバーやノートカバーの問い合わせを頂く事も多いです。

今回は、B5サイズの手帳&ノートカバーをご注文頂き製作させて頂きました。

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使用したコードバンは、顔料磨き仕上げの「ブラック」。一面にスーッと透き通る黒一色の艶やかな質感。生成りのコードバン表面に顔料を塗り込んで磨き上げて仕上げることで、一面が色ムラの無い均一の仕上がりです。昔ながらの「THE!コードバン!!」というイメージがそのままです。使い込むうちに、艶やかな表面が更にツヤツヤになります。経年変化というより、ツヤッツヤのツヤ感の上質感を楽しみたい方は、迷わず顔料磨き上げのコードバンをオススメします!!

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今回の仕立てでは、外装のコードバンパーツを表紙面×2、つなぎ合わせの背表紙面×1の3つに分けて製作しております。これにはコードバンならではの理由があり、①コードバンの素材そのものの大きさに制限があり、一枚物でパーツ取りをすることが難しい。②繊維構造の関係で、各パーツの動きに合わせた向きでパーツ取りをすることが望ましい為です。

特に背表紙パーツは、カバーの開け閉めの際に「曲がる・伸びる」といった動きが生じます。皮革には”繊維の向き”が存在し、曲げの向きと繊維の向きがズレてしまうとパーツの動きに歪みがでてしまい、面が合うはずなのに合わない・・・といった事が発生してしまいます。無二/Muniでは各パーツの役割をしっかりと把握し、”繊維の向き”を確認しながらパーツ取りを行っています。素材のロスが大きくなってしまいますが、製品の品質維持・向上のためには素材を惜しまず使用します。

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手帳カバーやノートカバーの様に、面の大きい製品になりますと、コードバンの艶やかな素材感がとても良くわかります(^^)そのコードバン特有の艶やかさや滑らかな手触りを存分に楽しんで頂けるよう、製品に対して「厚すぎず、薄すぎず」という事を意識し、厚みのコントロールで仕立てにも拘っております。

・暑すぎると・・・硬い、重い、馴染むまでに時間がかかる、など。

・薄すぎると・・・強度が落ちる、すぐにクタクタ感が出てしまう、素材のハリ・ツヤが損なわれる、など。

無二・Muniでは、素材感(コードバンのハリ・ツヤ)を損なわず、馴染みやすく、ヘタりにくく、を独自の視点から素材にあった厚みコントロールをしています。

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今回のオーダーは、外装に顔料磨き上げコードバン・ブラック。顔料磨き上げコードバンは芯が生成りのままなので、カットすると断面に生成り面が顔を出します。内装が牛ヌメ革・ベージュだった事もありますが、コバ面を無色の生成り仕上げにすることにより、そのコバ面がアクセントになりヨーロピアンテイストも感じることができます。

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縫製はミシン仕立てをしており、使用素材のカラーに合わせたステッチカラーのご指定で、外装の顔料磨き上げコードバン・ブラックには、ブラックステッチ。内装の牛ヌメ革・ベージュには、生成りステッチとなっています。素材と同色のステッチを入れることにより、雰囲気は引き締まります。

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ミシン縫いだから~~~ダダダッ、ダダダッっと、さっと縫いあがるのだろうなぁ!と、よく言われますが、、、実はそんなに簡単にはいかないんですよ。。。

革製品の仕立てはほとんどがステッチが見える形であって、ステッチも確実に製品の一部です。当然、表面に下糸が飛び出ていたり、裏面にステッチの玉が出ていたり、おかしなステッチの物は製品には出来ません。より良い製品に仕立てるべく、素材に合った「糸・針の太さ」、「ピッチ幅」、「糸の張り具合」をしっかりと調整し、角のある製品を縫うときはきちんと角での切り返しが出来るよう、縫いながら微妙なピッチ調整をします。縫う行為でミシンの力は借りますが、手元のコントロールは手動・・・というものなのです。これを製品ごとに、その都度調整しています。最新のコンピューターミシンであれば、すんなりと行くのかもしれませんが・・・僕の相棒ミシンは、かれこれ10年の付き合いになるSEIKOの腕ミシンなので、ミシンとの阿吽の呼吸感が大切なのです(笑)

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顔料磨き上げコードバン・ブラックと牛ヌメ・ベージュのツートンの組み合わせは、僕自身も好きな組み合わせの1つです。全てブラックも間違いなくカッコいいのですが、、、ブラックから少し顔をだすナチュラルカラーが素材感と柔らかさを感じさせてくれます。

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切り口を滞りなく何度も磨き上げて、パーツが重なる部分は厚み調整を加えて滑らかに整えていますので、手触りも問題ありません。

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内装は、牛ヌメ・ベージュとコードバン・ナチュラルのコンビネーションで、左右の表紙挟み込みパーツと、書類はさみ(左側・コードバンナチュラル)と、カードポケット(右側・コードバンナチュラル)でシンプルな構造です。

↓↓↓実際にセッティングする手帳を挟んだ写真がこちら↓↓↓

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「高橋書店 B5サイズ(257mm×182mm)手帳 デスクダイアリー 192ページ」

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プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

 

※ プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。コードバンが皮革製品の素材として、これまで以上に普及し始め、そして~無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、現在ではアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる事も多くなって来ました。。。出来るだけコードバンを切らすことの無いようにストックを持って制作しておりますが~今後、カラーによっては素材の入荷待ちになる事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

久しぶりのブログ更新になります

2016年12月24日(土)


ブログの更新がしばらく空いてしまってスイマセン^^;ちゃんと製作活動しておりますのでご安心下さい~笑。身の回りの環境が変わったり、夏以降に色々と個人的なアクションがありバタバタしておりました。

簡単にご説明いたしますと~~~

実は、11月4日に地元・石川県金沢市を離れ、現在は東京にて製作活動をしています。自分自身の中で、「今しかない!」と言うタイミングに出会い、準備という準備が出来ていないままでの引越しとなってしまいました…。

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本来ならば、半年、一年、、、三年という短期から長期に掛けての計画を立ててアクションすることが望ましいのだと思いますが、「もうこれが最後のタイミングかもしれない!」というタイミングに出会い、思い切って東京まで出てみました。

色んな事をじっくりと説明したいところですが、かなりの長文にってしまいますのでf^^;少しずつお伝えしていけたらと思います。

さて、久しぶりのブログ更新の今回は何をお知らせしましょうか~(^^)【無二・Muni】コードバン製品の事も山ほどネタが溜まっていますし、日々、お問い合わせもたくさん頂いております。品切れしていたオイル染めコードバンの数色が、一年待って、ようやく入荷したこと。残念ながらネイビーやオリーヴはまだ入荷してません。。。など、たくさんのお知らせネタがあります。

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そんな山ほどある情報の中から~~~

お問い合わせの多い、「展示会はしないのですか?」、「製品を見れないですか?」という内容についてのお知らせです(^^)コードバンレザーブランド【無二・Muni】は、1点1点の製作に集中する為、2015年のスタートから店舗を持たないオンラインサイトを通してお伝えするスタイルで運営しております。情報量としては、【無二・Muni】サイトとまだまだ更新が少ないブログのみです。。。そんな微々たる情報量のブログですが、じっくりとご覧いただいており、ブログの更新日付指定でお問い合わせ頂ける事は、僕自身、職人と運営者という立場から大変嬉しい限りです。少しずつですが、ブログも更新再開しますのでまたご覧いただけますと嬉しいです。

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そして急なお知らせですが~~~

コードバンレザーブランド【無二・Muni】製品を期間限定展開していただけるショップさんが見つかりましたのでお知らせ致します(^^)東京都港区南青山のエディットショップ「CIRCLE」さんです。今年、CIRCLEの店主・青山さんとお会いできる機会があり、革製品、職人として、コードバンとは、という事の色々をお話させて頂きました。作り込み、製品に関して、作り手の思いを理解していただけ、とても嬉しかったです。本当は、夏ごろにスタートしたかったのですが、、、オイル染めコードバンの入荷不安定、そして僕自身の引越しや身の回りのバタバタが重なってしまい、この冬の時期となってしまいました。

常設へ向けてのトライアルという意味合いもあり、期間限定的な展開です。実際に製品を手にとってご覧いただく事が出来ますので、お近くの方は是非、南青山のCIRCLEさんにお立ち寄り下さいませ。

エディットショップ「CIRCLE」(住所:東京都港区南青山3-4-4カサビアンカ004 TEL:03-6455-5525)

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日々更新される、内容の濃いサークルブログも注目です(^^)

無二・Muniレザーについても書いていただいてます。→http://blog.circleofcircus.com/?eid=721#sequel

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<オイル染めコードバン長財布>

外装には、ナチュラル、オリーヴ、ネイビー、ブラック、レッドブラウンを使用。

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コードバンの特徴である、手触りツルツルで艶やかな表情はそのままに、染め加工による色付けで染色の濃淡があり、味わい深い表情の仕上がりです。吟面(表面に)塗料が乗っていないので、牛のヌメ革のように無垢の表面です。コードバンタンナー「新喜皮革」によるタンニンなめしで、使い込む毎に味わい深い変化を楽しめます。

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コードバン、そしてオールタンニンなめしレザー仕立ての革財布の魅力(経年変化、手馴染みの良さ、素材のハリ感、耐久性)を存分に”発揮”=”長く使える製品”にする為、敢えて薄くしすぎない設計にしています。その中でも、耐久性を損なわない範囲の中で、常に細部設計の調整と追求をしています。

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実際に、手にとってご覧いただけるこの機会をお見逃し無く!!

エディットショップ「CIRCLE」(住所:東京都港区南青山3-4-4カサビアンカ004 TEL:03-6455-5525)

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内装は、タンニンなめしの牛ヌメ革(ベージュ・ブラウン・レッド)使用しています。※レッドは、イタリーオイル・ショルダーレザーです。

組み合わせは、オイルコードバン・ナチュラル=ブラウン、オイルコードバン・オリーヴ=ベージュ、オイルコードバン・ネイビー=ブラウン、オイルコードバン・ブラック=レッド、オイルコードバン・レッドブラウン=ベージュという組み合わせです。

本サイトには出ていない限定カラーリングもありますので、是非ご覧くださいませ。

 

プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※ プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。コードバンが皮革製品の素材として、これまで以上に普及し始め、そして~無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、現在ではアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる事も多くなって来ました。。。出来るだけコードバンを切らすことの無いようにストックを持って制作しておりますが~今後、カラーによっては素材の入荷待ちになる事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp