無二

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間も無く完成のお客様(茨城県 T様)

2020年10月23日(金)


<ご注文品>
・コードバン長財布 コードバン・ブラック×ベージュ

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新喜皮革製のコードバン・ブラックです。
コードバンと言えば、、、「コードバン=この顔料磨き上げのブラック」が定番のイメージです。オイル染めや丘染め(表面だけを染める)などの染色仕上げのものは近年増えてきたカラーと仕上げになります。

コードバンは、もともと生成り(無塗装のベージュ)、そして生成りをベースに顔料を塗り重ねて塗りムラなく綺麗な銀面(表面)に仕上げるブラックとブラウンが主でした。製品イメージとしては、ランドセルや学生カバンがイメージされます。年齢的には40代後半〜の皆さんの学生時代はコードバン製のカバンが多かったのではないでしょうか?!40代前半の僕達の時代は、クラリーノという合皮製が盛んになった頃でした。

話が逸れてしまいましたが、顔料磨き仕上げのコードバンは、表面に顔料や耐水成分などを何層にも塗り重ねていくので残念ながら繊維質の表情は見れませんが、色むらなく仕上げられた表情は〜スーッと透き通る仕上が圧巻です。
使いこんでいく毎に増してゆくツヤは、オイル染めコードバンよりも強く出ると思います。

「ザ・コードバン!」というような経年変化を見せてくれる魅力があります。

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コードバン長財布の内装には牛ヌメ・ベージュを使用しています。
現在は、国産人気タンナー「栃木レザー」のフルベジタブルタンニンなめしレザーのものを使用しています。

札入れタイプと小銭入れ付きとでは、フタ側のカードポケットの配置を変えています。
それは何故か?
小銭入れ付きは、小銭を入れると膨らみが出ます。その膨らみで財布を閉じた時にフタ側が浮き上がる可能性があるのですね。なのでカードの収納向きを縦位置に配置する事でフタの浮き上がりを軽減できるようにしているのです。細かく説明するには時間が掛かりますのでまた改めて書きます。

何度もお伝えしておりますが、、、
繊維がしっかりと引き締まっており、革を薄く漉く加工では刃が滑りやすく漉きが難しい素材ですが、伸びに強くしっかりとしたハリがあって耐久性をアップできます。そして製品仕上がり時のコードバンとの相性も良く、この素材を使用しています。

これより、無二ならではのコバ磨きの仕上げを施して完成となります。
大変お待たせしておりますが、完成まであと少しお待ちくださいませ。

【財布貸し出しサービスを始めました】

 【製作状況をブログ内「Production Status」で公開中です】 

 

【YouTubeに製作動画UP中です】

コードバンレザーブランド「無二」
主宰 宮崎泰二

Muni(無二) / Yasuji Miyazaki.
プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】
無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp
無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※ コードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。近年、コードバンが皮革製品の素材としてこれまで以上に普及し始めています。無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、今では世界的にもファンが多くアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の月間の生産数量が供給量に足りておらず入荷が1年以上掛かる状況は、未だ緩和の兆しが見られません。。。素材入荷待ちでお待たせする事が無い様、ご注文確定後は、ご入金確認後、直ちに素材発注手配より進めてまいります。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

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