無二

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手縫い / Hand stitches

2017年04月20日(木)


ボックス型の小銭入れ(Coin purse)は手縫いで仕立てています。その他のコードバン製品の財布、名刺入れ、キーケース、時計ベルトストラップはミシン仕立てしていますが、小銭入れはマチの構造上、僕の愛用しているSEIKOの腕ミシンでは掛けられないので手縫いしています。

少し強引にミシンを掛けられたとしても、必要以上に押さえの痕や送りの痕がついてしまう可能性がありますし、ステッチのバランスもメチャクチャになる可能性が高いです。製品を傷つけてしまう可能性や仕立て具合のバランスが崩れる場合は、今後も無理なミシン掛けしないと思います。

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手縫いの際は、菱目打ちという工具を使って糸を縫う場所に穴を開けていきます。真っ直ぐと綺麗なステッチを表現するには、その前に菱目打ちで真っ直ぐに穴を開ける必要があります。穴の大きさや深さで穴のバラつきがあると、ステッチにも出てしまいます。菱目打ちの打ち込み時は、均等な力加減で打ち続けることも重要になります。そしてコードバンの素材感(ハリ・コシ)を損なわないよう、細めの番手糸で縫い上げています。

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コードバンレザーブランド【無二・Muni】では、製品ごとに製品に合った構造と仕立てをしており、縫いの部分では「ミシン仕立ての製品」と「手縫い仕立ての製品」があります。一つ一つの製品、一つ一つのパーツにしっかりと手を入れて仕立てていますので、大量生産品では味わうことの出来ない味わい深さを感じていただけると思います。

では製作に戻ります~

See you…

プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→ http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→ http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰 宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※ プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。コードバンが皮革製品の素材として、これまで以上に普及し始め、そして~無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、現在ではアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる事も多くなって来ました。。。出来るだけコードバンを切らすことの無いようにストックを持って制作しておりますが~今後、カラーによっては素材の入荷待ちになる事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

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