2017年07月-ブログ-無二 Muni コードバン革財布・小銭入れ・名刺入れ

2017年07月

Pigment polishing cordovan wallet（Dark brown） / 顔料磨き上げコードバン財布（ダークブラウン））

2017年07月10日（月）

先週末に、「コードバンの財布を見ることができますか？」という嬉しいお問い合わせを頂きました。更に、無二のサイトとブログをご覧頂いており、本当に嬉しい限りでした（＾＾）

早速、僕がお世話になっている時計ベルトストラップ工房～「松下庵」さんのその日のアポイントを確認し、お時間を調整させて頂き、早速ご来店頂く事ができました～。暑い日差しの中、本当にありがとうございますm(_ _)m

お客様は、現在、コンパクトタイプの財布をご愛用されており、その財布が顔料磨き上げコードバンのダークブラウンだったので同じカラーで揃えたいとの事でした。

ご覧頂いた財布が「コードバン・ダークブラウン×ベージュ」で、ご希望の顔料磨き上げコードバン・ダークブラウンのストックが有ったので良かったです（＾＾）

コードバンの素材について、僕なりの作り込みに関して拘りと、製品を長く愛用する為の「メンテナンス」に関してのお話もさせて頂き、楽しい一時を共有させて頂きました（＾＾）メンテナンス用品も一式お求め頂きありがとうございましたm(_ _)m

無二・Muniでは、製品のご理解を頂くと共に、メンテナンスが初めての方には、メンテナンスに関してもご説明させて頂いております。気になる事がありましたらお気軽にご相談下さいませ（＾＾）

受注製作が多いため、ストックが少ない状況では有りますが、少しずつ進めております。慌てて仕上げが雑になるのが嫌なので、ゆっくりと進めております。。。日々、より良いモノをご提供していきたいと思っております。ご理解のほど、よろしくお願い致しますm(_ _)m受注品も含めて、出来上がったものはブログにて紹介していきます。オンラインストアに乗っていない製品についてもお気軽にお問い合わせ下さいませ～

See you next time.

プレミアムコードバンレザーブランド【無二・Muni】

無二・Muniオフィシャルサイト→　http://muni-leather.jp

無二・Muniオンラインショップ→　http://cordovan.muni-leather.jp/

主宰宮崎泰二 (info@muni-leather.jp)

※　プレミアムコードバンレザーブランド【無二/Muni】を主宰しております、宮崎です。コードバンが皮革製品の素材として、これまで以上に普及し始め、そして～無二でも使用している「新喜皮革」製のコードバンは、現在ではアジアやヨーロッパなど海外でも注目されています。人気が出ることは嬉しいことですが、コードバン自体の入荷が1年以上掛かる事も多くなって来ました。。。出来るだけコードバンを切らすことの無いようにストックを持って制作しておりますが～今後、カラーによっては素材の入荷待ちになる事が考えられます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い致します。入荷など気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。info@muni-leather.jp

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カテゴリ : Item News

コードバン財布のカスタムモデル / Custom model of “Cordovan wallet”

2017年07月05日（水）

いよいよ7月に入りました（＾＾）今年は梅雨入りを2度経験するという人生初の経験をしました～東京で梅雨入り、地元・石川で梅雨入り。そしてRainman（雨男）の健在振りを改めて自覚しました（笑）

↓6月下旬に、地元・石川に行って来ました↓

定期的に東京⇔石川を行き来していますので、梅雨明けも2度経験する可能性もあるかもしれません～笑

東京も、思ったより湿度が高くてビックリしていて、、、自転車通勤で汗が止まらないくらいですｆ＾＾；日ごろの運動不足解消になればと健康への期待をしていますが、体力の消耗はハンパないです。。。

さて、本題です～～～

先日、コードバン長財布のカスタム製作をさせて頂きました（＾＾）ベースは、小銭入れ付きの長財布【OILネイビー×ブラウン】になります。

コードバンの素材感がしっかりと出ていますね（＾＾）

人気のあるオイルコードバン・ネイビーは、素材の入荷に半年～一年ほどお待ち頂く事がありますｆ＾＾；

コードバンの素材感を損なわない様に、太すぎず、細すぎず、中間クラスの番手の糸で均等なステッチ幅をキープしながらミシンで縫い上げています。ステッチ掛けは、製作中の中でも終盤の工程であり、失敗が許されないとても緊張する作業になります。

◎ミシン縫いだからダダダッと縫っているんでしょう？？と思われがちですが・・・革の厚み、柔らかさ、表革の滑り具合でステッチ幅は変わります。角のある製品の場合は、角でステッチが詰まらないように注意も必要です。機械ではコントロールできない部分は、自分自身での調整が必要になります。※僕が長年使っているミシンは、SEIKOの腕型ミシンです。個人的な見解ですが、、、ハイテクのコンピューターミシンがあれば手動コントロール調整が必要なくなり、綺麗なステッチができるのかもしれませんが、それよりも綺麗で整ったステッチは、手動でないとコントロールできない領域だと思っています。それは、革の厚み、柔らかさ、表革の状態の見分けには製作者本人の経験が必要不可欠だからです。気にならない方にとっては気にならない部分であると思いますが、、、1点1点じっくり仕立てるスタイルの【無二/Muni】にとっては、、、この先も拘り続けていきます！

もちろん、革の切り口”コバ”の仕立ても時間を掛けて仕立てています。一度の磨き上げでは、綺麗に見えても・・・強度・耐久性・耐水性も十分ではありません。無二では、磨き剤を浸透させ、繊維を引き締めながら何度も磨き上げていきますので、この工程でも数日掛けて仕上げていきます。コバ仕上げの工程も長くなりますので、、、またの機会に（笑）

内装は、牛革のサドルレザー（ブラウン）を使用しています。カードポケットの口部分は、パーツごとにコバ磨き及び伸び止防止を施した後に、熱による”念入れ”で強度アップしています。カードポケットの口部分をしっかりと仕立てることで、財布全体の強度アップに繋がります。

さて、いよいよ～～～今回のカスタム内容です！

地元・石川県の常連でギターリストのお客様より、小銭入れ内にギターのピックを収納できるポケットを備え付けて欲しいというご依頼を頂きました（＾＾）色んな状況をシュミレーションした結果、財布の機能、シルエットにも影響がなく使用できるよう、小銭入れの背面に挟み込み式でピックポケットを装備することにしました。

良い具合に使用いただけていると嬉しいですね！時期を見て使用感を聞いてみたいと思います。

下半期も製作に没頭したいと思います（＾＾）

Catch you later…